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入浴剤・消臭液・洗剤・脱硫剤等の業務用品を幅広く手がける

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交通機関用処理剤Processing agent of a means of transportation

 

 鉄道車両におけるトイレは、中長距離を走る列車では非常に重要な設備です。
明治5年に日本で初めて鉄道が開業した際には、短距離と言う事もあり、トイレ設備はありませんでしたが、路線延長が進むにつれてトイレ設置も進んでいきました。
当時は、そのまま車外放出でしたが、それでは周辺環境が不衛生となり、列車本数の増加、高速化に伴い問題となってきました。

 昭和39年開業の東海道新幹線ではタンク式トイレを採用し、その際に衛生・臭気対策として処理剤を投入する事となりました。その際に当社では循環式トイレ用汚物処理剤として「デリサンA」を納入し、新幹線のトイレの衛生管理に寄与していました。
その後、トイレのシステムは循環式から、噴射式・真空式・清水空圧式など様々なシステムが誕生しましたが、当社ではそのシステムに合わせた処理剤・薬剤を製造しております。

 また、鉄道以外にも高速バス等、交通機関のトイレシステムに合わせた薬剤を製造し、快適な移動空間のお手伝いをさせていただいております。

鉄道用

デリサンT-P

列車トイレ用処理剤
【商品説明
循環式汚物処理装置用処理剤として、汚物タンク容量、抜き取り周期にあわせた商品をご用意しております。

粉末タイプの薬剤です。
【商品容量】
75~250g/袋

【使用用途】
列車トイレの消臭防汚・衛生管理

【使用方法】
外袋を破り薬剤の入った内袋のままトイレに投入してください。

デリサンT-L

列車トイレ用薬剤
【商品説明
新幹線用。真空式・噴射式・清水空圧式汚物処理装置用処理剤として、消臭・防汚に効力を発揮します。

液体タイプの薬剤です。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレの消臭防汚・衛生管理

【使用方法】
適量を小分けし、便器に直接薬液を投入してください。

イブキ-L300

列車トイレ用薬剤
【商品説明
在来線用。真空式・噴射式・清水空圧式汚物処理装置用処理剤として、消臭・防汚に効力を発揮します。

液体タイプの薬剤です。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレの消臭防汚・衛生管理

【使用方法】
適量を小分けし、便器に直接薬液を投入してください。

イブキ床上浄化剤-B

車両用トイレ洗浄剤
【商品説明
浄化排水式汚物処理装置に使用する薬剤です。抗菌剤を配合しておりますので、衛生的にご使用いただけます。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレの衛生管理
浄化排水式汚物処理装置専用

イブキ床下還元剤-R

車両トイレ用洗浄剤
【商品説明
浄化排水式汚物処理装置に使用する薬剤です。指定の排水処理用薬剤を中和するのにご使用いただけます。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレ排水の中和剤
浄化排水式汚物処理剤専用

床上タンク式トイレ用起泡剤

車両トイレ用洗浄剤
【商品説明
床上タンク式トイレに使用する起泡剤です。泡立ちがよく、さわやかなミントの香りが漂います。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレの床上タンク式トイレの起泡剤

床上タンク式トイレ用消臭剤

列車トイレ用消臭剤
【商品説明
床上タンク式トイレに使用する消臭剤です。し尿の腐敗発酵を抑えて臭気の発生を防ぎますので、衛生的にご使用いただけます。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
列車トイレの衛生管理
床上タンク式トイレの消臭防汚

バス用

デリサン-IB / WB

バス用処理剤
【商品説明
トイレ付バス用、循環式汚物処理装置用処理剤として短距離用IB(25g)、長距離用WB(50g)をご用意しております。

粉末タイプの薬剤です。
【商品容量】
IB:25g / 袋
WB:50g / 袋 各1ケース400袋入
【使用用途】
バストイレの消臭防汚・衛生管理

【使用方法】
外袋を破り、薬剤の入った内袋をそのまま便器に投入してください。

デリサンIB-V

バストイレ用薬剤
【商品説明
バス用真空式汚物処理装置用処理剤として消臭・防汚に効果を発揮します。
 清水空圧式汚物処理装置にもご使用いただけます。
【商品容量】
20L キューブ型ボックス入

【使用用途】
バストイレの消臭防汚・衛生管理

【使用方法】
適量を直接便器に投入してください。


列車トイレのはじまり


 列車のトイレの始まりは、1876(明治9)年に製造された御料車第1号が最初であると考えられています。御料車とは天皇陛下がご乗車される車両の事で、一般客が利用することはできませんでした。

 一般でも利用できるようになったのは、明治中期になってからで、山陽鉄道が1887(明治20)年に製造した1等客車並びに1・2等合造客車に取り付けられたのが初めてだとされています。1等客車とは今でいうところの飛行機のファーストクラスのような存在で、一般でも利用可能といいながらも、庶民レベルでは利用可能とは言い難いものでした。今でいうところのエコノミークラスである3等客車にまでトイレが設置されるようになったのは1889(明治22)年まで待たなくてはなりませんでした。

 この列車トイレの設置促進には悲しい事件もありました。1889(明治22)年4月にトイレのため駅に下車していた、御料局長官が動き出した列車に飛び乗る際に列車に轢かれて死亡してしまう事故が起きてしまいました。これをきっかけに長距離列車にトイレの設置が促進されるようになったと言われています。

(参考資料:鉄道ピクトリアル2011年6月号)